「落ち葉の詩」Twitter#詩4


「 Twitter#詩4 」



「怒りの日 2023.05.31


奪われた栄光...

あの日から
思い出すと悲しみで立ち止まってしまう
この手には何もないから

不公平なものすべてに怒りが溢れて
正義ではいられない
頭では分かっていても
心にだけ従う

これはストーリー
同じ想いがひとつになって
必ず勝利を掴む
歴史になる




「殻


夢を描く誰もが必死に努力し続ける中
呆然と空を見上げる僕
流れる雲が時間を奪ってくれる

なぜこの体は動いてくれないのだろう
情熱は冷えきってしまった

時折、胸に刺さる言葉も
もうこの心には響かない
体の疲れはないけど
心がいつも疲れている
イライラは積もるけど
何も生まれない僕は殻…




「成功も、失敗も


何度やっても
同じ結果になっていただろう
僕は怠け者だから
成功も失敗もない
ただ生まれてここにいる

賽子の目の合計数は
最初から決まっている

そう思うことにした。




「急に来た春


急な暑さに
戸惑う体温
冬物のコートで出てきてしまった。
待ち侘びてはいなかったけど
もう寒いのはいいかな

準備を始めよう
春の気分をイメージして
馴れるしかない
春物を出して洗濯しよう

世の中の展開にも
ついて行けてないのに
置いてけぼりの私
バラバラな頭と心と体




「天才論


人は誰もが何かの天才として生まれてくる
その何かに出合える者が
とても少ないのだと考えている

才能が大きければ大きいほど
その分弱点も大きく多くなる

弱点だらけの者は
とんでもない
何かの天才であると言える

あなたは何の天才ですか?
考えるだけで世界は楽しいと言える




「古い約束


果たされなかった約束がある
今も顔を思い出す
胸の凝りが
懐かしくも哀しい

忘れゆく出会った人々の中で
小さく輝いている
そんなに大切なものではなかったのに…

嘘になるかもしれない約束が
出来なくなった
怖くて…
哀しくて…
ふと思い出す
古い約束




「迷いながら


迷いながら歩いてゆくことが
当たり前なのだから
自分のペースで焦らずに
進んでゆけば良いと
言い聞かせて
余裕をつくり
日々を綴ろう

深く深呼吸をして
リラックスをしよう
ストレスを減らす努力を
欠かさずに
何も恐れずに
日々を越えよう

最後に思い返すことを想像してみる
今だったら何かな?




「桜吹雪


春の空気に馴れずに
汗ばみながら
桜が散るのをただじっと見つめている

桜吹雪の中
何の決意もなく涙が溢れる
ただ在ることに疲れ
ただ流されることに疲れて
小さな喜びを探すことも
忘れてしまった

桜が散りされば
うつむきながら歩く日々へ
戻るだけ



「優しい詩が聴きたくて


優しい詩が聴きたくて
探してみてもどこにもないから
自分で描いてみる

”君は間違ってないよ...”
”未来は明るいよ...”
何だこれ?
優しくないから解らない

痩せ細る心が求めるもの
本当に欲しいものは
私のことをすべて理解してくれる
1つの温もり... たぶん。



「寒い夜


嫌な事がある度に
現実に引き戻される
妄想の中でだけ生きていたいのに

逃げていることなんて
解っている
だけど
時間が長過ぎて耐えられない

ゆっくりと可能性が減ってゆく
ゆっくりとただ老いてゆく
ゆっくりと死に近づく

涙は温かいと知った
寒い夜



「不完全燃焼


空は何も変わらずに
いつもどうりあるけど
その下は想像が追いつかない程
すべてが変わってしまった

誰もが不完全燃焼で終わる年
こんな年は
人生で一度きりにして欲しいと願う
不安を抱えたまま
年を越えたくなかった

来年は元のように
穏やかな日々が溢れますように
解りやすい希望が
誰の胸にもありますように



「秋-forget-


時間はあっという間に流れ
散り行く季節
あの日の涙も枯れ
悲しみの理由も忘れた

強い風が吹いて目を塞ぐ
地面をまわりゆく落ち葉の行き先に
誰も興味はないだろう

秋の空に漂う哀愁を
みんなも同じように感じているのか?
ふと思う



「雑音は聴こえない


雑音は聴こえない
ここには純粋な想いしかないから
その唯一の温かなものに
僕は護られ生きてきた

信じている
自分自身の可能性を
信じている
自分自身の運命を
まだはじまらない
まだ終わらない
すべてはここからだ

集中して呼吸を整える
超える坂道はもう見えている



「儚く力強いもの


儚く力強く何よりも鮮やかに
確かに存在し消えてゆく
地球上の片隅で
記憶と想い
悲しみと痛み
誰かの心に残してゆくんだね

夢中になれた時間には
感謝しかない
無音の退屈だった日々を
照らしてくれていた

無惨に散ろうとも
桜のように再び咲き誇る
季節はもうすぐ…



「薄まる世界


溶けてゆく氷の聖地
気づかないまま
薄まる世界

歩いてゆく愚か者たち
行き先もないまま
縮まる歴史

見るべきものを見ているか?
知るべきことを知っているか?

穏やかに眠れているのは
幸せなことなのだろうか?
自問自答は繰り返すことなく
温和怜悧の振りをしているだけ



「自分宛のメモ


忘れていた
詩が描けない時は
日記を書くんだった
何気ない言葉から
詩が生まれる
感性は錆びることはない
暇なら何か書けと
メモをここに残す



「生きている感触


夏の暑さ
労働
流れる汗
生きている感触
前を向く瞳
命の炎
世界の中で
とても小さな輝き
愛しさ
尊さ
感じられる人でありたい




「オヤスミセカイ


オヤスミセカイ
僕が疲れ果て眠りに着けば
時計の針は止まり
スベテの動きが止まる
僕が時

オハヨウセカイ
僕がカーテンを開ける前に
太陽は急いで昇り
スベテが動き始める
僕が合図

コンニチハセカイ
常識も非常識も正義も悪も
どちらでも構わない
スベテ好きにやれば良い
僕が許す

オヤスミセカイ
僕が飽きるまで
オヤスミセカイ
僕が起きるまで
オヤスミセカイ
僕が怒るまで




「人生は儚いもの


人生は悲しみの方が大きい
だから
小さくてもいいから
幸せをできるだけ多く集めて
準備しておくんだ
何が起きても良いように
乗り越えられない悲しみも
きっとあるだろう
心震わせ
唇噛み締め
強くなるしかない

人生はすべて儚いもの
笑顔で終われるものは勝者
それ以外は…
何だろうな 解らない

どうせ儚いものならば
美しく生きたいと思う
前しか見ない
ただそれだけ



「渇望


才能も運も何もかも足りない
集中が切れ
無の感覚
感情が鬼に喰われてしまったように
為す術もなく
動けない 涙もでない

欲しいものは人生
憧れだけは
遠く滲んで見えている

今日をこのまま
終わらせてもいいのか?
眠ることさえ怖くなる

詩を描くことでしか
進めない道
この道だけが夢へと続いている



「美しき獣たち


100%理解が出来ないなら
何も知らなくていい
どれだけ理解し合えたら
ずっと一緒にいられる?

快楽だけあればいい
寂しさだけ消せればいい
二人が抱き合えば
すべて解決する
獣たちの夜

朝陽が照らすのは
見たくないものばかり
ずっと夜なら
美しいままでいられるのに...



「悔しさを糧に


突然の不運で涙を流しても
変えられないものがある
絶望している時間は無駄となる
悔しさを胸に秘め
進め 強く
そして勝ち上がれ!

恵まれなかったから
ここまで来れたと云う場所を
目指せ!
唯一無二 我が道をゆけ



「早送り


今日も眠って1日を早送り
得るものは涙だけ?
失うもの
取り戻せないものが多過ぎる

平和ボケと言われる国が
好きだった
でももう目覚めないと

忘れてはいけない記憶
今を噛み締め
涙を流しながらでも
先に進もう



「詩が聞こえる


詩が聞こえる
人々の詩が
悲しい詩が

伝わらない想い
不安が言葉になり
怒りが筆を走らせる
それしか出来ない渦の中

詩人ならば
怒りではなく
祈りに変えて
この先の未来とは違う
明るい未来を創造しよう

皆が詩人になれば
想像力を集めて
どんな壁も乗り越えられる




「人生において大切なこと


桜を眺める穏やかな心
子供たちの笑い声
公園のベンチ
午後のひととき

人間らしくある
当たり前の日常

陽の下
桜は散りゆくもの

心地好い風が
悲しい理由は
嵐の後の世界が見えるから

一年後
桜はまた咲くもの




「政治家の仕事


絶望している者たちに
希望を与えること
不安を抱えている者たちに
安心を与えること

政治家の基本
税金を集めている意味
一体
何をしている?
税金なんていくらでも
使えばいい

戦う姿勢を見せろ!
国民全員で戦うと言えばいい





「愛の詩


愛を描けない詩人
理由は解っている
心から人を信じられないから

歩んで来た道に
大切な人はいなかった

本当はとても憧れている
愛と云うものに
愛と云う響きに

ひとりでも現れてくれたら
描いてみたい
詩人のような愛の詩を




「I wish, I swear, I pray


私は願う
自由を下さい
夢の中で生きられますように

私は誓う
人生を燃え尽きて終わることを
後悔は消せない
誇れる自分になるしかない
強くなると

私は祈る
今日よりも明日がほんの少しでも
平和でありますように




「どうでもいい


どうでもいい人の顔や言葉
すぐに忘れる
イライラするだけ無駄
考える時間がもったいない

馬鹿は放っておけ
話すだけ無駄だともう気付け

落ち着け
集中しろ
もっと大切なことは
いくらでもある

世の中
どうでもいいことだらけで
今日も暇だな





「ヤバイ


ヤバイという言葉を
使うのは止めよう
ボヤけた表現で頭が悪くなる
芸術家が育たなくなる

どこがどう美しいのか
どこが一番心惹かれるのか
輪郭をはっきりと伝えて
個性を表現する
存在を確認する

個性がなければ
誰にも必要とされない
誰にも求められない
転がっている石ころと同じ

生まれた意味に
答えを出せない




「ひまつぶし


目が覚めた時
どこにいるのか
軽い混乱が毎朝
僕を支配する

どこにいようと同じこと
どれも見慣れた天井
起き上がって
顔を洗って水を飲む

はじまる退屈な一日
毎日は
何を考えるか探す旅
出口のない迷路
ゆっくり歩くだけの
ひまつぶし




「憂鬱の欠片


悲しい現実で時が止まった
想像を少しだけ越えていた

でも心が痛くないのは
納得しているから?
刺さった棘なら
何とかして抜けばいいけど…

痛みのない憂鬱な欠片が
胸の中で散らばっている
冷たい朝の風を感じながら
昨日と違う
今日を生きていくのだろう

何事もなかったかのように
振る舞うことなんてしない
重たい脚で踏み締めながら
弱くなっても
明日を生きていけばいい




「杖」


成長が遅かった私は
今になって色々な物事が
理解出来るようになった
だけど
目に映るものすべての輪郭が
ボヤけ始めた

歳をとり
私にも杖が必要になった
重くなる体を
折れかけている心を
支えてくれている

何も考えなくても進んで行けた若さは
もうない
痛みを常に感じる
杖がなくてはもう前に進めない

あなたの杖は何ですか?
私の杖は夢です。






タイトル


「怒りの日

2023年 6月10日

「殻

2023年 2月12日

「成功も、失敗も

2022年 8月14日

「急に来た春

2022年 3月14日

「天才論

2021年11月18日

「古い約束

2021年 7月28日

「迷いながら

2021年 6月 6日

「桜吹雪

2021年 3月30日

「優しい詩が聴きたくて

2021年 1月23日

「寒い夜

2021年 1月14日

「不完全燃焼

2020年12月29日

「秋-forget-

2020年10月22日

「雑音は聴こえない

2020年10月14日

「儚く力強いもの

2020年10月 2日

「薄まる世界

2020年 8月21日

「自分宛のメモ

2020年 8月19日

「生きている感触

2020年 8月19日

「オヤスミセカイ

2020年 8月 9日

「人生は儚いもの

2020年 7月18日

「渇望

2020年 7月12日

「美しき獣たち

2020年 6月26日

「悔しさを糧に

2020年 5月21日

「早送り

2020年 5月 5日

「詩が聞こえる

2020年 4月13日

「人生において大切なこと

2020年 4月 3日

「政治家の仕事

2020年 3月31日

「愛の詩

2020年 3月10日

「I wish, I swear, I pray

2020年 2月22日

「どうでもいい

2020年 2月19日

「ヤバイ

2020年 1月29日

「ひまつぶし

2020年 1月29日

「憂鬱の欠片

2020年 1月24日

「杖

2020年 1月20日